東京藝術大学創立
130周年記念特別展展示作品
小 貫 道 貫(二代目 小貫道之介)
「孫のために」 大正9年
ゼラチン/シルバープリント
1920年 ONUKI, Dokan For Grandson
『静かに編物をする老婦人』
孫への贈り物だろうか柔らかい階調の仕上げが祖母の優しそうな様子を 効果的に表現している。
小貫道貫は茨城出身 大正9年(1920)に臨時写真科卒業。
卒業後は東京本郷の望月写真館に写真の研究を行ったとされ、その後郷里の写真館を継いだ。
臨時写真科の学生のうちの幾人かは小貫のように東京で写真術を学び郷里の営業写真師となっている。
[東京藝術大学創立130周年記念特別展より]